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2008.11/11 (Tue)

11月10日・弟の誕生日(´;ω;`)

co_dear.gif

*----------愛する君へ----------*







アタシ達はよく テレビのチャンネルでケンカをした。


アタシ達はよく 部屋中を駆けずり回り かくれんぼをした。


アタシ達はよく 大きなこえで唄をうたっては 笑った。


アタシ達は 何だかんだ言っても 仲良しだった。









ウチは土手の裏にあった。


友達との約束がない時は よく 土手に弟と行った。


坂を二人で駆け降りて 夕方のトンボの大群にまぎれた。


オヤジが子供の頃にやっていた トンボの捕まえ方をおそわると


二人で試しにやってみた。


細い枝を何本か見つけて 角を丈夫な長細い雑草で結わいて


四角くしたら 丈夫な枝でもち手を作る。


手鏡の四角い感じ?


そして クモの巣を見つける。


見つけたら クモに「ごめんねクモさん」と言いながら


クモの巣の糸を 四角い面にすくっていく。


クモの巣は 案外必要。二人で捜しまわった。


何びきかのクモさんの巣を犠牲にして オヤジに教えてもらった


特製 トンボ捕獲アミは完成する。


完成したら


まず


何かにつかまってひと休みをしている のんびりしたトンボを見つける。


弟は嬉しそうに近付いて トンボの目をまわそうと


指をグルグルまわすけれど そんなことしなくったっていい。


ただ・・・そぉぉぉぉーーーっっっと近付き


クモの巣がはってある面を


ペッタンコ =※


と・・・トンボにつければいいんだ。


だって クモの巣は 粘着力がある。


ゴハンを食べるために クモが考えた捕獲作戦。捕獲手段。


ただ それを利用しただけの「 特製 トンボ捕獲アミ 」。


でも すごいんだ。これが。


もしかしたら アミよりも強力な捕獲道具かも?


なんて 弟と感動した。


捕まえたトンボは その場ですぐに空へ逃がした。


だって オヤジが そうしなさいって言ってたから。





昔は よく 突然 雨が降ったりした気がする。


ザァァァァァァァァァァァァァァアーーーーーーっと急に。


アタシ達が 雨に打たれたのは 偶然だった。


いつもの土手で遊んでいた。


アタシは クローバーの白い花で 首飾りと冠を作っていた。


弟は 誰かが忘れていった野球のボールをみつけて 壁にぶつけて遊んでいた。


顔に冷たい感触を感じて ふっ・・・と空をみたら


さっきまで雲なんてなかった空に グレーの雲がひろがってた。


「帰るよ!急いで!」


まだ遊びたいとダダをこねる 弟の手をひっぱって 坂道を駆けのぼる。


でも、アウチ!


ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!


っと 空から大きな雨粒!!


アタシは たえちゃんに怒られるから 弟の手を引いて慌てて走った。


なのに


弟は楽しそうに笑ってる。


そしてこう言ったんだよ。


「おねえちゃん!雨って楽しいね!」


って。


手を引っぱられて 無理矢理走ってて


今にも転びそうで危ないのに


顔を上に向けて 空から降ってくる雨粒を見ている。


目に雨が入って それさえも 何だか面白いみたいで


けらけらと笑ってた。


何だか ほんとに楽しそうで それを見て走るのをやめた。


アタシもやってみたくなった。


そして


二人で空を見上げて 雨を見たね。


*


*


*


家に帰ると ビショヌレのアタシ達を見て


たえちゃんは怒った!


「風邪でもひいたらどうするのよぉぉぉぉぉ!!」


でも そんな事は耳にも入らず


もう仕事から帰ってきてたオヤジに 2人で雨を見て遊んだことを話した。


「おとうさん!今ね 雨が急にふってきてね 楽しかったんだよ!」


「そうか!どんな風に楽しかったんだ?」


なんて 話をしたんだ。


「お風呂にはいんなさい!」って たえちゃんが怒っても


耳にも入らないで 弟と2人で 感じた事をオヤジに話した。


それを聞いて


今度は たえちゃんに内緒で 3人で雨にぬれて遊ぼうと約束をしたね。


そして3人・・・怒ってるたえちゃんに内緒で


小さな声で指きりをした。





オヤジには よくビックリさせられた。


まるで忍者みたいだったよ。


学校から帰ってきて 階段を駆けのぼり カバンをおこうとすると


仕事で居るはずのないオヤジが 


後ろから「抜き足・さし足・忍び足」で忍び寄り


「わっっっっっっっっっ!」


っておどかしたりするんだ。


スゲービックリして「ふざけんなぁぁぁぁぁ!!」ってなぐあい。


そのリアクションを見て


「まだまだだなっ。」などと意味不明な言葉を残し


ケラケラ笑って去っていく・・・。


そして・・・もう一人の犠牲者・・・。


ちょい寄り道をして 遅く帰ってきた弟君。


階段を ダダダダダダダァァァァァァァァ!!と駆けのぼる音がして


少しすると・・・


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!(驚)」


っと言う声。


可笑しくて 弟の部屋を見に行くと


オヤジが 部屋のドアの死角になっている床にペターーーーッとねそべって 


弟の足を「ガシッ!!」とつかんでる。


しかも「今日も子供をビックリさせられたぞぉぉぉ!」みたいに


うれしそぉぉぉぉぉぉな顔しやがって。(笑)


その後は オヤジと弟の いつものプロレスごっこがはじまるんだ。


でも


やられっぱなしはクヤシイ。


だから ビックリさせられた次の日は 弟と相談をして


オヤジにやりかえすんだよ。


うちら2人は わりと運動神経がいいほうだから


お風呂場の脱衣所の天井に スパイダーマンみたいに へばりついて


オヤジがやってくるのを待ったりして。


弟は 押し入れから天井裏にいって アタシの合図とともに


突然 「バタバタドカスカァァァァァァァァ!!」っと音を出したり


そりゃーーー


2人である意味命がけ?って感じ。


だって オヤジはわりと神経過敏で 普通に隠れてると気配でわかるらしくて


「あっ。誰かそこに隠れてるだろ!ふっふっふっ・・・」


なんて 不敵な笑いをしやがる。バレちゃうんだもん。


だから 弟と2人 やり返すにも必死だったよ。





やっとの思いで買ったベスパを 勝手に乗っていっちゃった時は


マジで ねえさん(アタシ)キレました。


しかも 無○許なくせしやがって。


勝手に アタシの部屋からカギを持っていって 自分のダチらに


「ウチの おねえのベスパ いかしてるだろぉぉぉ!」っと


自慢をしていたらしい。


自慢なら車庫でやれ!何で勝手に乗ってくんだぁぁぁぁぁ!!


しかも・・・


乗って転んで・・・キズをつけやがった!


でも 傷をつけて我にかえったらしい。


「家に帰れない・・・・・」


アタシは 仕事から帰ってきて部屋に行く前に


ベスパを見に行って唖然・・・


『あ・あれ?アタシのベスパは?なぜないの?あれあれ?」


あわてて家に入って たえちゃんをさがしたがいない・・・


うちのオヤジはバイク乗りだったので


「乗ってみたくなって勝手に乗ってるのかしら?」


とか 色々な考えがうかび・・・


わけわからず ただボーゼンとしてたら


電話がなって わけを聞いて 怒り爆発!!


「今ね警察なの・・・」


なぜおこったか。


ベスパの傷は直せばいい。


でもケガが凄い事になってたら どうするんだぁぁぁ!!


肩をおとして帰って来た弟君に さんざん怒って怒りまくってしまった。


でも・・・


今考えたら アタシを困らせたのって


それ 一回っきりだったよね。あんなに怒ってゴメンネ。





病院で過ごした日々は 忘れないよ。

風邪の菌が心臓に入ってしまい

お前は 拡張型心筋症になってしまった。

もう 長くはないと 言われた。

アタシは泣き崩れ 先生にしがみついて 助けを求めた。

移植の為に 家も売りに出した。そんな事は屁でもない。

アメリカでの移植のドナー登録もした。

お前が助かるなら それがいいんだ。

でも 若い身体は 進行が早過ぎた・・・


入院中の何ヶ月間の間は いろんな事があったし


いろんな話しをしたね。


でもアタシは お前から沢山の事を勉強したよ。


友達を何よりも大切に思う事の大切さ。


自分の事よりも 人を思う事のできる優しさ。


綺麗なものを綺麗と素直に言える純粋さ。

自分に厳しくしようと努力する強さ。

合わせ鏡で相手と接し考える事。

そして・・

どんなに辛く苦しくても 逃げない事・向かって行く事・・

言葉じゃなくて 態度でそれを教わったよ。


弟に教わるなんて情けないよ。


お前は 人間として最高だったよ。


アタシの弟は 最高にイカシタ男だったんだ。


アタシの自慢の弟なんだよ。


姉として情けないけど


人間として尊敬できる弟だったんだよ。


教わったことが大きすぎて

未だに アタシは 弱い自分と戦っているけれど


いつか


すこしでも 肩をならべられたらいいなと思っている。








お前が言ってくれた最後の言葉


「みんな。今までホントにありがと。迷惑かけちゃってごめんね。」


そして 17歳で 旅だっていった。





たとえばアタシが


命を終えるその時に


そんな言葉をのこせるだろうか・・・


みんなに感謝する心を表現できるほど


強い人間でいられるだろうか。


わからないや。








そっちはどうだい?たのしいかい?Rieには会えたか?


アタシはアタシなりにガンバッテるつもりだよ。


だけど


まだまだアタシは人間的にも弱っちーし 出来上がって無い。


たまには 夢の中で言っておくれ。

いつも言って励ましてくれた あの言葉を。


「お姉!負けんなよ!俺は お姉 かっこ良くて大好きなんだからよぉ!」


ってさぁ。




p.s
●◦さーん☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ
明日 夜までにはメルしまーす!!
いつも心配かけて ごめんなさい(TдT)




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Comment

●コメントありがとうございます(TдT)
皆さんv-22あたたかいコメント
本当に ありがとうございます(TдT)

e-241みいたんv-352

みいたんも 辛い経験をなさっているのですね・・
弟さんも みいたんと一緒に
沢山遊んで 沢山笑って・・したかっただろうなと
想うと 胸から込み上げる思いがあります。
弟が生きていたら・・
今頃どんな青年になっているかな・・
一緒にお酒を呑んだり出来てただろうな・・
なんて 色々な事を想像しては
思いをはせる時があります。
と同時に きっと見守っていてくれていると信じ
前向きに頑張ろうと言う気持ちを
奮い立たせてくれていると思います。
私達の愛しい弟のぶんも
沢山幸せに笑える様に
一緒に頑張っていけたらいいねv-354


v-22amfsさんv-352
amfsさん 大変苦労なさったのですね・・
我が家も自営業でしたので
両親とも忙しく飛び回っていました。
amfsさんとどこか似てますね!驚きました。
我が家は 私が長女・亡くなった弟が長男
そして 歳のはなれた次男が居ますので
amfsさんと我が家の次男が
似ている境遇かもしれません。
一番下の弟(次男)も 父親との思い出が
あまりない境遇だと思います。
小さな頃に両親が離婚していますので
きっと寂しい思いをしたであろうと思うと
心がキューッ・・と苦しくなります。
若い頃にご両親を亡くされて
とてもご苦労なさった事と思います。
だから amfsさんの 優しい気持ちが
メールでのやりとりでも
文章から そのお人柄を感じます。
出店おめでとうございます!!v-438
今度 お邪魔させていただきますので
アドレス おしえてねv-221v-352
ちび |  2008.11.25(火) 14:45 | URL |  【編集】
●管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2008.11.24(月) 15:21 |  |  【編集】
●家族の記憶・・・(ーー;)
ちびちゃん

僕は、家が会社経営をしていたので残念なことに『家族の記憶』が思い出せません。

ただ、父・母のことで覚えているのは 母は21歳のとき、父は29歳のとき、病院で両親の最後を幸か不幸か看取ったことだけです。

兄弟も、姉と兄がいますが 歳 が10歳以上はなれているので一緒にいた記憶は思い出せません。

ちびちゃん を羨ましく思います。
何時までも兄弟を大事にしてくださいね。

話は換わりますが。
ネットで中古本のお店を出しました。

それでは、また。
amfs |  2008.11.18(火) 11:09 | URL |  【編集】
●きょうだい
最初の写真 2人とも楽しそう。

弟さんお誕生日おめでとうございます
弟さんも ちびたんがお姉さんで嬉しかったと思います

私の弟は息をしないで産まれてきました
今は弟の骨が仏壇に飾ってあり、毎日触っています

無くなって欲しくない物なのにどうして無くなってしまうんでしょう
私も弟がどんな顔をしていたか、一緒に遊んでみたかったですv-484



みい |  2008.11.15(土) 15:15 | URL |  【編集】
●クルトさん♪
そうですよね・・

何気ない日常の一コマが

きっと 思いだし 心を揺さぶり

奮い立たせる ワンシーンに変わって

元気も勇気も涙も

与えてくれるのかもしれません。

そして

あたしは 皆さんに支えられて頑張れてるんだと・・

弟の言葉で教わり続けている情けない姉ですが(爆)

実は何気に キツい1型でも

(精神的にキツい事を周りには言わないけど)

普通でいなければ!!って 思えるのだと

感謝の気持ちで一杯なのです。・゚・(ノД`)・゚・。

いつかは 消え行くのが人の命でも

それを どう生きるのか・・

アタシも クルトさんの様に

同じ病気の皆の 少しでも「何か」になれる行動を

目指したいと思ってます。江戸っ子で口が悪く・言葉使いもアホで

メルの文中でも

>ちびったら!!アホすぎ!!(笑)

なーんて・・事もあるかもしれませんが(TдT)

師匠!!これからも宜しくです!!(笑)


ちび |  2008.11.14(金) 00:47 | URL |  【編集】
●管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2008.11.12(水) 21:48 |  |  【編集】
●姉弟
弟か?

私には妹が一人おります。

結婚して隣町に住んでいますが、お中元やお歳暮の時期になると何故か藪入りしていて帰りには持ちきれないほどの荷物を抱え、私が車で送ります。

何気ない日常の一コマですが、感謝せねば行けませんね。

これ以上書けません。
クルト |  2008.11.11(火) 21:52 | URL |  【編集】

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